理事長便り

2021.10.22

錦秋を迎える季節でのご報告

 錦秋を迎える季節でのご報告

令和3年10月
 
コロナ禍で大変な困難に立ち向かい奮闘されていらっしゃる組合員の皆様
国民の安全安心のご提供を賜っている医療関係者の皆様
お見舞い、御礼を申し上げます。
 
さて当組合活動に対してもご支援ご鞭撻を賜り、お陰様で令和3年度も半分が過ぎようとしています。
組合員の皆様には「特定整備認証」についてご説明を重ねて参りました。
改めて諄いようですが、10月から指定工場は制度の施行時点で、エーミング(機能調整)作業などの実績がない上に電子制御装置整備認証を取得していない場合、運行補助装置と自動運行装置のある車両に「保安基準適合証」を交付できません。指定工場は自社工場が法令違反にあてはまらないかの注意を改めてご確認いただきたく、お願いいたします。
 
先日愛媛運輸支局の整備課にお尋ねして、お伺いさせて頂きました。
指定工場の監査時に整備記録簿をチェックすることと同時に、「保安基準適合証」を確認して法令違反は指摘でき同時に指導されるようです。
他方、整備受託車保険の適用については保険会社の判断となり、運転補助装置や自動運行装置が何らかの理由で不具合が発生した場合への補償は不透明です。
特定整備認証を取得されていない組合員の皆様には、取得を急がれるようにご注意ください。
 
もう一点注意事項があります。
令和4年3月末までに金属アーク溶接作業をされる事業場の皆様は「溶接ヒューム」発生状況確認の為に濃度測定を行う必要があります。濃度測定の結果で保護装置(マスク)が決まります。マスクのフィットテストについては、毎年実施が義務付けられています。
10月に組合から送付された資料にてご確認ください。
塗装ブースの環境測定と同時作業も可能です。従来通り環境測定のお申し出は組合事務局で受け付けております。ご活用ください。
 
本業の車体整備についてお願いがございます。
日本自動車車体整備協同組合連合会では国土交通省からのご助言で、自主認定制度取得に積極的に取り組んでいます。先進安全自動車対応優良車体整備事業者(ASV)として日車協連のH/Pにも掲載されています。今一度ご確認ください。
取得のための条件をお知らせいたします。
工場基準:特定整備認証取得で(組合推奨工場・国土交通省基準の特認2種・特認1種)H/P参照
人的要因:車体整備士で毎年実施の高度化教育受講者(電子・電子制御受講が条件)
設備要件:7000A・750MPa能力のスポット溶接機
認証基準:認定スキャンツール
 ※スポット溶接機基準はプラグ溶接機でも対応可能になる予定です。
 (ヒューム発生における環境測定と令和4年実施の資格試験取得が条件です。)
全国で1000社取得が目標で概ね70%達成しています。愛媛県でも50社を目標に取組中です。
 
最後になりましたが、工場や工員条件或いは将来的な展望が見出せないなどの不安があり、一歩を踏み出せない組合員の皆様に対してお手伝いができるよう地域連携システムを計画しています。医療関連で実施しているシステムを参考に「車のBP 救~PIT」として商標登録を申請しています。組合員の皆様には、地域のお客様のニーズに応えながら自社の得意を生かして地域貢献に特化し、作業は地域連携システムへ参加の事業所で実施します。地域連携システムは「車検」「車体整備」「ロードサービス」「レンタカー」「エーミング作業」等を計画中です。ご要望がございましたら組合事務局までお問い合わせ下さい。
組合員の皆様には、地域住民のリスクマネジメント(自動車保険募集等)対応で安全安心のご提供に特化され、地域貢献への評価に注力される機会の構築を目指します。
 
皆様のご期待に添うべく役員一同頑張ってまいります。
引き続きのご支援を、よろしくお願いいたします。